第6章 Chime4
そのまま唇が首に移動してくる
「え、なにっ…い!?」
そして突然チクっと鈍い痛みが走った
なに?噛まれたの?
「寝よう名前、シャワー明日借りる」
「う、うん?おやすみ」
「おやすみ」
今日のリエーフは甘えん坊でよくわからない行動ばかり取る
何かあったのだろうか
少し疑問に思ったがバイトの疲れもありすぐに深い眠りに落ちてしまった
シャワーの音で目が覚める
リエーフ?ということはもう朝か
時計を見ると8時
今日は土曜日だからわたしは特に用事はないがリエーフがこの時間に起きるということは練習があるのだろう
リエーフがシャワーを浴びている間にパパっと朝ごはんを作ってしまう事にした
そしてお味噌汁の具材にと用意していた油揚げをリエーフのお弁当の具材に変更してあげた
ご飯が出来上がるタイミングで丁度リエーフがでてきた
ご飯を食べ終わりテレビを見ていると9時になった
リエーフはそろそろ家をでる時間かな
「ねぇ名前今日休み?」
「うん、特に用事もないしね」
「じゃあ練習見にきて」
「でも試合じゃなくても見に行っていいの?」
「うん多分大丈夫」
「えー何か不安」
そして色々言い合いながら結局見に行く事になりお互い支度をして家を出た
なんだかんだでリエーフのバレーしている姿を見るのは久し振りで少し楽しみなのも事実