第6章 Chime4
「お疲れ様でした!」
お店の外に出ると辺りは真っ暗
すっかり遅くなってしまった
「名前」
「リエーフ!?どうしたの?」
「今日バイトクローズって言ってたから、迎えにきた。一人じゃ危ないでしょ?」
「もう、大丈夫なのに…」
こうしてクローズで入ると高頻度でリエーフが迎えに来てくれる
「…ありがとう」
暫く他愛もない話をしながら歩いていると、ふと何かに気づいたらしいリエーフはこちらをじっと見つめてきた
「そんなのつけてたっけ」
「あ、このバレッタ?この前貰ったの」
「………もしかしてこの前言ってた最近できた友達?」
「え、凄いなんでわかったの?」
「…今日泊まる」
いきなりどうしたのだろうか
「いいけど、どうしたの突然」
「なんでもない、でも今日は泊まる絶対」
そして急遽リエーフがお泊りにきた