第18章 短い命
そして再び地面を見つめること数十分。
またもや上鳴が発狂した。
上「やっぱ暑ぃもんは暑ぃぃぃ!!!遊びてーよ!!!こういうのってもっと青春するもんじゃねぇの!?何みんな真面目にやってんの!?」
爆「うるせぇんだよ!!!!大声出すなや!!!」
切「いやお前もうるさいぜ?」
すると轟にピタリとくっついていたは急に立ち上がり何処かへ行ってしまった。
彼女が消えたのはお前がうるさいせいだ、などと醜い小競り合いをしていればビシャっと何かが全身にかかる。
上「うぇい!?」
爆「ッ……!冷てぇ。」
轟「……………水、か?」
『ご名答!用意された道具の中にホースがあったからいつか使おうと思って今まで忘れてた(笑)』
悪戯っ子のような笑顔を見せる彼女に再び全身が火照る。
それを誤魔化すように上鳴もまた何処かへ行ってしまった。
『あれ………?電気怒ったかな?』
爆「あいつはそんなんで怒んねーだろ。」
切「そうそう!じゃなきゃこいつと一緒に居れねーって!」
轟「それもそうだな。」
爆「テメェらよっぽど殺されてぇようだなぁぁぁ!!?」
ボン!と手の平から出る爆破はにより一瞬にして鎮圧された。
『対勝己専用マシン!』
轟「マシンに入るのか?」
『えっ、多分?』
マシン————もとい蛇口に繋がれたホースは次々と水を噴出させる。
わなわなと震え上がる爆豪はから水が出ているホースを奪うとそのまま正面から彼女へかけた。
ビシャアアア
爆「はんっ、ざまぁねぇな?」
『びっしょびしょ………。』
プシュッ
『っ!!?今度は何!?』
背後から勢いよく何かが当たった。
は咄嗟に振り返る。