第1章 恋煩い
帰りのホームルームを終えた私は家に帰りたい気持ちを抑え、職員室に来ていた。
相「それで………ありゃ何だ?」
『あはははー。』
相「笑って誤魔化すな。」
ジロリと睨んだ相澤先生は合理性に欠く、と言った。
『私が先生のこと気になるっていったからだと思います。』
相「あー…………なるほど。それで女子は好奇の目で、男子は嫉妬の目で俺を見てた
って訳か。」
『はい、すみません。』
ん?私謝る必要無いよね?むしろ私も被害者なんだけど。
マ「ちょーーーっと待てよリスナー!!!まさか恋煩いの相手ってあれか!?イレイザーか!?」
待てよはコッチの台詞です、プレゼントマイク。
そもそもの原因は貴方です。
決して煩ってなんてないから。
だから職員室で大きな声でそんなこと言わないで…。
先生達「「「えぇっ!!?」」」
なんか公開告白みたいになってるし。
みんな興味津々だし、オールマイトに限っては娘がぁ……。なんて涙をハンカチで拭いてるよ。
しかもその手にある写真はいつ撮ったの?
ミ「貴女まだ若いでしょ!?こんなのでいいの!?」
相「こんなのとはなんだ。俺だってやるときゃやる。」
マ「おい、イレイザー!!ソイツはどういう意味だ!!」
相澤先生まで考える事を放棄したよ…。
私は騒がしい職員室をこっそり出て扉をそっと閉めた。