第7章 あなたと共に
ぐちゅ、とモノを上下に動かす。
「もう引き返せなくなる。本当にいいのか」
「……はい、後悔はありません」
「殺されるかもしれないんだぞ。あなたも、ご両親も」
「……子を授かる事が出来ることを証明し、生き抜いてみせます」
さっきまで、あんなに死を意識していたのに。
よく分からない。何故だか、生きてやるとヤケになった。
「だから、挿れて下さい」
ユリアの言葉にエルヴィンは「分かった」と短く返して、膣の中へと身を埋めていった。
その質量にまた身体が逃げる。が、エルヴィンが覆いかぶさり、ユリアを抱き締めた。ユリアも返すようにエルヴィンを抱き締める。
「あ"、はっ、あぁあっ!!」
「シーっ、皆に……聞かれる……ぞ!!」
語尾に合わせて腰を奥へ突き進めた。
ユリアは「あ"!!!!」と大きな声が出る。
ピクピクと膣が痙攣する。軽く達したのか?もう何が何だか分からずとにかくエルヴィンにしがみついた。
エルヴィンはユリアの頭を抱き締めたまま、腰を押し引きしてユリアの体内に自らを這わせる。
「凄く良い……、クセになりそうだ」
「わ、あ……あぁっ……、う"っ……おっき……過ぎっ」
「それは、仕方ないっ……あなたと……こんな事になるなんて……夢の様な話だから……」
「えっ……ど、う……いうっ……」
「今はいい、集中するんだ、ほら……」
コリ、とクリトリスにエルヴィンが触れた。先程の様な強い快感が襲い、エルヴィンに更に強くしがみつく。
「やだあ、それっ……だ、めっ……いく、すぐイッちゃうっ……あ"はっあっあっ」
エルヴィンが奥を突けば、ユリアは言った通りにすぐ達した。エルヴィンは締め付ける膣に留まったままでユリアの顔を上げてキスをする。おさまった頃にまた腰を動かす。