第5章 ごめんなさい。
卑猥な水音と、三つの荒い息遣いが部屋を満たす。
「ん"っ、ん"、ん"ぶ……っ」
体勢を変え、ベッドから降りて後背位でエルヴィンに後ろから突かれ、前ではミケのモノをしゃぶる。もう何も考えられない。気持ちよすぎる。禁欲生活のせいだけじゃない。
「奥さん、もう……っ」
「ん"、出ひて下さ……ん"っ」
ミケの昂りに合わせて、刺激を与えると、ミケが突然頭をグッと押さえてきた。そのせいで喉の方へとモノが来て、嘔吐感に襲われる。
が、ミケは喉の奥で気持ち良くなってしまい、ユリアは涙と息を最大限に鼻から出してミケを見る。
こんな大きな男が、さっきまであんなに人見知りで無愛想だった男が。自分の行為で震えながら達している。その事実にユリアは愛おしくなってしまった。
漸く口から引き抜かれたモノには、ユリアの唾液と精液が絡まり、糸を引いた。
しかしそれに余韻を感じることは無く、ユリアは直ぐにエルヴィンの動きでそちらに意識が奪われた。
「あ"っ、だ、め……スミスさ……!!!」
快感に逃げるように目の前に座るミケにしがみつくと、エルヴィンはその腕を掴み体を上げさせた。
「んあ"、や、だ、まっ……て、イ……イ"ッちゃいますぅ!!」
「いいですよ、ほら……っ」
エルヴィンの律動は速まり、ユリアの膣を手前から最深部まで行き来し、ユリアはあっという間に快感の高みに昇りつめた。