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エルヴィン裏作品集

第1章 秘事は睫



ユリアはその様子を見ながら、公爵が席を立つようなので着いて行った。

フラフラと酔っ払った公爵は、ワインを零したらしく着替えをしたいと自室に向かっていた。自室の壁にはリネン室に続く穴があり、そこに要望を書いた紙や汚れた服を落とせば、下の階のリネン室に届いて新しい服が自室に運ばれたり、汚れた服は勝手に回収される仕組みになっている。

「ユリアもすまないが部屋に来てくれ」

「は、承知致しました」


公爵は自室に入って上着を脱ぎ始めたのでユリアが背を向けて待っていると、突然担いでいた銃を公爵が持ち、取り上げた。

「疑う訳では無いが、用心に越したことはなかろう。すまないが今だけは預からせてもらうぞ」

「は、これは大変ご無礼を・・・」


ユリアが言いかけた時だった。

突如公爵がユリアを引き寄せてキスをした。

酒、と、元々の口臭が混ざった臭いが口内を満たし、侵入した舌が口内を這いずり回る。

吐き気が込み上げ、思わず嗚咽をあげる。

「酷いな・・・。んん?君と私の仲だろう?・・・ずっとずっとこの機会を待っていたよ・・・ユリア、私のユリア・・・」


ベロリと頬を舐め、頬に吸い付く。

体が硬直し動けない。声も上げられないままひたすら公爵からの愛撫に身を任せる形になっていたが、公爵がユリアを抱きかかえてベッドに乱暴に落として乳をシャツの上から揉みしだき、ワイシャツを破った。

「や、めて下さい!!公爵・・・誰か、誰かあ!!」

「すまないなユリア、今誰も邪魔は出来ないのさ・・・今は二人だけだ、可愛いユリア」

暴れるユリアの頬にビンタし、静止させて手に拘束具を付けて身動きを止めた。

「鍵はゴックンしちゃおうかな、んぐっ・・・ほら、もう無いよ。大変だな、君はこれから寝食を共にし、排泄なんかも全部ここで済ませてもらうよ。出した物は全部食べてあげるから安心しなさい」

言葉の意味が理解出来ず、公爵を見つめたまま動けずにいれば、公爵はいそいそと下半身を露出させ、モノを取り出した。



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