第4章 性的趣向
「赤ちゃん、出来ちゃうかも知れないな・・・?」
エルヴィンの低い声が耳にこびりつき、離れない。
エルヴィンは構わず腰を振り続ける。
ガッチリホールドされた身体は抜け出すことが出来ずにもがくだけ。ユリアは突然裏切られたような、絶望感に襲われ涙が溢れる。
「やだ!抜いて・・・抜いてエルヴィン!!わ、私まだっ・・・学せ・・・っ」
「分かっているさ、だが素股を提案した時点で挿れられると分かっていたんじゃないか?そうでないなら大人を信用しすぎだ。俺はつい最近出会った、水着好きの変態だぞ?」
子宮口とエルヴィンの逞しいモノがぶつかり合い、酷い快感が身体を犯す。
ホンモノに圧倒され、全神経が下半身に集まり、頭がエルヴィンの言葉を理解できなくなっていく。
「あー・・・気持ちいいよユリア、やはり生身の人間が気持ちいいだろう?」
「ん"あ"っ、や"・・・だ・・・、分かんないっ」
「ほら、舌を出してごらん」
ユリアが出さずにいれば、エルヴィンがユリアの口に指を突っ込んで舌を引っ張り出し、歯で軽く噛んで自分の口内へ舌を入れさせた。
顎を掴んだまま、ユリアの舌を堪能するエルヴィンは、ユリアの胸を水着の上から揉みしだき、水着をずらして露出させ、また揉む。
「んあぁぁ!!えるび・・・んっ、だめ、わ、たし・・・もう・・・イッちゃっ・・・う・・・イく、怖・・・あっ、あ・・・!!」
「俺もイく・・・、膣内に出すぞ、いいな・・・!!」
「ナカ、だめえっ!!あ"、あぁあっ!!!!」
二人の身体が激しく揺れ、その後は小刻みに何度か揺れた後、今までも撮り続けていたであろうシャッター音が久しぶりに耳に入った。
静寂の中で、シャッター音だけが響く。
ユリアは涙を流しながら、目元を手で覆った。
「なんで・・・ナカ・・・」
後悔と不安が渦巻く。膣から異物感が無くなると、エルヴィンが咳払いをして声を掛けてきた。
「すまない、そんなに怖がらせるとは・・・軽率だった、ほら」
エルヴィンに見るように言われ、睨みながら見てみると、愛液でぐっしょりと濡れ、明らかに使用済みのコンドームが付けられたモノが目に入った。