第4章 性的趣向
「そうだ、ユリア。ちょっと目をつぶって」
「え、うん・・・」
少しの間の後、水着の股の部分にトロリと冷たい液体が垂らされ、その股の部分を少し捲られた。
つまりはエルヴィンに陰部が丸見えになってしまっているということ。ユリアは顔が熱くなって、顔を隠す。
「ユリア、何故隠す。ほら、下見てて」
恐る恐る目を開け、下腹部を見る。
すると、熱い塊が際どい場所にあてがわれ、エルヴィンが腰を進めれば足の付け根に近い内ももから、エルヴィンのモノが顔を覗かせた。
「う、あ・・・!?」
「初めて見る?」
「うん・・・ホンモノは初めて・・・」
「ホンモノは?というと?」
「・・・察してよ、1人で・・・」
「ああ、オナニーして自己開拓したのか。ちなみに俺は15歳で童貞は捨てたよ、生身の人間で」
嫌味な言い草と同時に、グヂュ、と卑猥な響く。
15歳、中3で?とユリアが聞こうとすれば、エルヴィンのモノが水着の中に入れられた。
「憧れだったんだ、水着で抜くのが・・・」
嬉しそうな顔をしている。こんな性癖が無ければ相当カッコイイ・・・だが、こんな性癖が無ければ出会うことすらなかっただろうし、自分をこんなにさらけ出せる相手も一生巡り会えなかったかもしれない。
ユリアはエルヴィンが愛しくなり少し手を伸ばすが、流石にちょっと違う気がして引っ込めかける。すかさずエルヴィンはその手を握り、腕をクロスさせて手首を握り、更にユリアの足を肩に掛ける形で腰を振る。
「っ良くなってきた・・・ユリア・・・気持ちがいいよ・・・」
「よ、かった・・・」
本当は挿入されたいな、とユリアが考えた次の瞬間だった。
下腹部に突き刺さる感覚。ゴツリとした物体が体内に侵入してきた。
そう、モノが膣に挿入された。
しかしエルヴィンは何食わぬ顔でユリアを見下ろし、身体を曲げて口をパクパクさせ、動揺するユリアに近づいて言った。