第3章 性的好奇心
ユリアは周りの同性の友人に比べれば、体毛は濃い気がしていた。
初めて体毛を処理したのは小学二年生の頃。親のカミソリを使って処理をして、そこからは伸びる度に処理、初めて恋人が出来た高校生では軽く股にある毛を整えた。
ずっとずっと、因縁の相手である自分の体毛。
ブラジリアンワックスは痛みに弱くてダメ、除毛クリームは臭いで頭痛が酷くなってダメ。
唯一、切りさえしなければ痛くも臭いもしないのがカミソリでの処理が一番しっくり来た。
その方法を用いて今、最愛の夫に、性的な意味を持って処理されている。
「さて、次は脚を立てた状態で開いて」
ああ、最悪。ユリアはゆっくりと脚を立てて開いた。
エルヴィンがジェルを手に取って塗り、また剃っていく。
「下まで剃りたい、すまないがココを拡げていてくれないか」
「は!?やだよ」
「ならマンぐり返しさせるが」
「マン……どこでそんな言葉覚えるの!?変なAV見すぎじゃない!?」
エルヴィンは答えず、ユリアの脚を持ち上げて体を丸めるようにして脚を頭の方へ持って行く。するとユリアの秘部はエルヴィンに丸見えになった。
「や、だ、恥ずかしいよ……」
「ああ、丸見えだよ。アナルもヒクヒクして可愛い」
「も……やだ、恥ずかしい……」
ユリアは手で顔を隠し、恥ずかしさで涙目になるのを感じながらエルヴィンのカミソリが全て剃り終えるまで耐えた。