第14章 【合同夢】宅飲み
「酔っちゃう……ぅ」
「は、おい……ユリア」
流石にまずい。
「エルヴィン凄いね、こんなお酒……」
言葉にする前に熱くなった喉に冷たい水を通す。だけどなかなか体の火照りは治まらない。
「えるびんん……」
完全に酔った。目が勝手に潤む。私は重たい身体をエルヴィンに預けてエルヴィンを見上げた。
「一気に飲む奴があるか。もう少し水を飲んで横になりなさい」
「ええ〜…?」
エルヴィンが呆れた表情で水を注いだコップを渡して来たけど私は受け取らなかった。少し頭はフラつくし確かに酔いは回ったけどまだ寝る程ではない。
「横にならないとダメ?横になったら寝ちゃうよ、私」
「構わないさ。無理に起きていたら気分が悪くなるぞ」
「も〜エルヴィン!」
分かってるくせに。毎週土曜日はいつもセックスをする日だ。明日のことを気にせずに2人で気持ちいいことに没頭できる大切な夜なのに。
「しないの?セックス」
「無謀な酔い方をする人とはしないな」
「酔ってないから!」
「さて、どうだかな」
太い腕に抱きついて胸を押し当てながら誘ってみたけど、エルヴィンは涼しい顔でウィスキーのグラスを傾けていた。
絶ッ対ヤる気はあるはず。だってエルヴィンもセックス大好きじゃないか。そんなに涼しい顔をしていられるのも今のうちだよ。
「ねえエルヴィン」
「なんだ?」
「舐めていい?いいよね」
「あ、こら、やめなさい…!」
言葉だけの制止を無視して胡座をかいているエルヴィンのスウェットのズボンに手をかけた。手早く腰の紐を解いてウエストを緩める。ボクサーパンツ中に無遠慮に手を突っ込んでエルヴィンのモノに触れた。
「気分は悪くないのか?」
「全然。むしろすごく良いよ」
私の身体を気遣うエルヴィン。優しさが嬉しいけど、今の私はそれどころじゃない。
エルヴィンの金髪と同じ色の陰毛に包まれたモノは、勃ちあがっていない状態でも少し重さがある。私は躊躇い無くそれを口に含んだ。
ふにふにと口の中で柔らかさを堪能し、唇で挟みながら吸い上げるとどんどん質量を増していく。あ、堅くなってきた…。
「んっ…ぷはっ」
「なんだもう終わりか?」
「むっ…まだこれからです!」