第12章 ごめんなさい。②
「あっ、あ!!待って……イく、抜いてぇ……」
「いいぞ、イけ」
エルヴィンが滑らかに腰を動かせば、すぐに縄で纏まった身体が小さく揺れ、苦痛に近い表情のユリアが揺れたままソファーに沈む。
ユリアは涙が止まらず溢れ出し始める。それを見てエルヴィンが「可哀想にな」と言うので見れば、言葉と反して顔は笑っていた。
「い、じわ、る」
「んん……?よく聞こえないぞ」
エルヴィンが漸く、自分の快感の為に腰を振り始める。
「ああ……良いな、凄く気持ちいいよユリア」
「んあ……はぁあ……だめえ……ぇぇ……」
ユリアはもう、何度絶頂を迎えたかは分からない。
「ミケが今、君のスマートフォンで俺達の記念撮影をしてる。ほら」
「ん、え……っ!?」
ぼやける視界に捉えたミケの手には自分のスマートフォン。
「動画、ご主人に送ろうな」
「っは、だめ、駄目!!」
「“あなたがいない間、こんなエッチな事してました”って報告しないと。それも妻の務めじゃないのか?」
「や、違……、や、だあ」
「嫌嫌と言いながら凄く締め付けてくる……本当、こんな淫乱が奥さんだなんてご主人が不憫でならないよ俺達は……深く同情するな」
「い、やっ……主人、の話……はっ……嫌あっ」
夫の顔が浮かぶ。動画を見たらどんな顔をするだろう。離婚だろうな。夫を愛してる、ちゃんと愛してる……でも……
「私……エルヴィンさ、と、ミケさんっ、ぁ、好きぃ、大好き……なの……」
「はっ……それはチンポが好きなだけだろ」
撮影しながらミケが笑うので否定するが、もう限界だ。また絶頂が近い。ゴツゴツと子宮口にモノが当たる。エルヴィンに舌を伸ばすと、口に含まれて熱いエルヴィンの舌が絡まって舌のザラザラとした表面が触れ合い、それさえもゾクゾクする。
両腕を上げて露出した脇をエルヴィンが舐めて吸い付き、そのまま「ユリア、中に出すぞ」と言った。
「や……あ……っ」
拒否したが無駄だ。
「いいな、……っ、イくぞ……」
駄目、も、早く……早く出して……っ
「やだ、あっ……あぁぁっ!!」