第12章 ごめんなさい。②
バチッ、肌のぶつかる音が一際大きく響く。エルヴィンがユリアを抱き締めて最深部で果てていた。中でモノを震わせながら、小さく声を出して何度か腰を振り、それからまたユリアはキスをされる。
頭を撫でられ、乳首のローターのスイッチを止めて剥がし、これでもかと勃ち上がった乳首にエルヴィンが一度吸い付いた。
「ん、ふ……っ」
「ふ、可愛い、ユリア……」
頭を横に振る。エルヴィンが離れ、体内からもエルヴィンは居なくなった。
「ああ……、沢山出てしまったな……ミケ」
エルヴィンが指で膣から精液を軽く掻き出した。息を吐きながら眠気に襲われるユリア。目を閉じて耳だけで話を聞いていたが、突然また熱く硬いモノが当てがわれて驚き、目を覚ました。
「休んでる間はない。まだお仕置きは執行中だからな」
「へ……あ、ミケさ……待って、きゅうけ……ぇっ……はあぁっ」
それから止まぬ二人からの性欲を全身に受け、ユリアはまた涙も絶頂も止まることは無く、一生分の絶頂を味わった。
漸く許して貰えて、縄から解放されると手足には痛々しい痕がくっきりと残っていた。体も固まってしまって痛いし、散々犯されて下半身がダルい。
ちなみにお仕置きの理由はやはりあの素っ気なさだったようだ。だいぶ後悔した、もう素っ気なくしない。……多分。
ミケがシャワーを浴びている時、のんびりしていたユリアとエルヴィンは再び盛り上がってしまい、ミケが嫉妬して参加、また三人で開始した。
更にちなみにだが、ユリアのスマートフォンで撮影されたセックスの動画は夫には動画は送られず、シークレットフォルダに保存されていた。
そして次の日。ユリアは朝イチで自宅に帰宅し、良妻としての日常へと戻って行った。
キッチンで夫への料理を作りながら帰りを待つユリア。スマートフォンに通知が連続して入る。先に来た一件は夫。そして後にエルヴィンとミケ。
“次はアナルだ。渡しておいたやつ、しっかり使って慣らしておくように”
そう書いてあるメッセージに返事をして、夫にも返事をした。
まだまだ三人の関係は終わらなそうだ。
-第12章 END-