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エルヴィン裏作品集

第12章 ごめんなさい。②



「お"……ん"お"……」

今まで出したことの無い汚い喘ぎ声が喉の奥から絞り出される。
視覚、発声と身体の自由を奪われ、ユリアは無機質によって与えられる快感に身を捩らせた。

助けて、やだ、やだ、イク、イくイくイく……イ"……ぐう"……!!!

一度、膣内が体内のモノを押し出すように膨れ、一気に玩具を引き込んで膣が収縮した。

ギチ、ギチっ、と縄が小さく軋んだ。乳首がジンジンとして勃起したのを感じる。

達したが誰も止める者は居ない部屋。ユリアは一度目の絶頂を迎えた時点で乱れ始める。腕を動かすが背中側で固定されていて全くビクともしない。2、3センチ左右に振れる程度だ。動けば玩具が奥にグリグリと当たり、達したばかりで敏感になった身体が素直に感覚を受け入れる。

まさに地獄だ。これが“お仕置き”なんだ。ただ少しだけ魔が差したような、小さな出来心というか、ちょっとだけどんなお仕置きなのか気になっただけだった。

まさか縛られてイき地獄の中放置されるとは思ってもいなかった。


そう考えていたが次第にそれさえ考えられなくなる。この間にも既に二回目の絶頂を迎え、この今の自分の状況が容赦なく脳に快楽物質を分泌させる。客観的に見た自分を脳が勝手に想像し、その姿にまた絶頂した。

あ、あっ、だめだめだめ、もう無理だって、イくのやだ、誰か助け、またイくイ……

ギシッ、また縄が軋む音だけが部屋に響いた。

ユリアは快感で勝手に溢れ出す涙でアイマスクを濡らし、何度目かの絶頂の前に潮を吹いて床もソファーもぐしょぐしょに濡らし、馬鹿になった身体は何度も何度も達した。


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