第10章 性的趣向 ②
すぅ、はぁっ、すぅーっ、はぁっ、と何度か匂いを嗅ぎながら唇がはむはむと陰部の肉を食む。
「おしっこと……マン汁の……厭らしい匂いがする」
「変態……、キモいっ……」
「凄く興奮する、えっちなサンタさんが来てくれて嬉しいって俺のムスコも言ってるよ」
エルヴィンは食んでいたパンツの腰紐をクイッと引っ張る。
「あっ……もう取っちゃうの」
「ふふ、気に入ってたのか」
「……ちょっとだけ。ヒラヒラ可愛いじゃん」
「っはぁ……いけないサンタさんだ……そんなこと言って本当は着衣セックスがしたいだけなんだろう」
「は!?違……」
最初からそういえばいい、とボヤきながら、エルヴィンが自分のズボンとパンツを降ろした。
「っぷ、な、何……何それ……!」
見えたのは、立派な巨根に結ばれた赤いリボン。
「欲しくないのか?プレゼント」
ピタピタと陰部に立派な“プレゼント”を叩き付ける。
「サンタさんもこの数年で立派な大人の女性になったからな……労いの意味も込めて気持ちいいことをしてやろうかと思ったんだが……」
「待って、待っ……、ちょっと……ふふっ、ちょっと可愛い……」
指先で亀頭に触れると、ピクンとモノが揺れた。
「コレがプレゼント?」
「気に入ったか?」
「ふふ、ちょっとだけ」
「それは何よりだ」
ぺたぺたと先端をつつき、溢れる我慢汁で滑らせながら亀頭を指先で撫でてやると、エルヴィンはすぐさまおふざけモードからスイッチを切り替える。
「悪い子サンタさんがえっちなことしてあげる」
「っノリノリだな」
「エルヴィンが可愛いから」
身体を起こし、いきなり先端を口に含むとエルヴィンから嬉しそうな声が漏れた。それに気分が良くなり、ユリアは亀頭を吸い、吸ったままでチュポンと勢い良く離れるとエルヴィンが腰を引いた。
「お、いっ、それは駄目だと」
エルヴィンの制止を無視してまた続ける。
「待っ、待て、本当に出る」
「おしっこ?」
「ああっ、出っ……」
グイッとユリアの顔を押し退けて漸く止めたエルヴィンはほぼ虫の息程になっている。