第8章 お仕置き【飴村乱数】
「......」
ガシャン
「ん?」
いつもは聞こえることの無い音に疑問を持ち起き上がろうとするが体が上がらない。周りを見渡すとベッドに手錠で繋がれていた
「え?何これ?」
さっきの音は手錠と繋がれている金属の部分が擦れあった音だろう。腕を何回か振って確認する。
混乱しつつも理解しようと昨日のことを思い出す
(昨日は、、同級生と飲んでたら眠くなって。それでどーしたんだっけ?)
「あ、起きた?」
「乱数!」
シャワーを浴びてきたのだろう、濡れた髪から滴る雫を肩に垂らしたタオルで受け止め上半身は裸だった。
「なんでこんなことになってるの?って顔だね」
乱数がベッドに上がってきたことでギシッと音がする。その音は乱数が動く度に聞こえ乱数は私の上に股がり見下ろした
「これ外してよ」
「あはっ!嫌だね」
ニッコリ笑ったかと思うと真顔になり声のトーンが1つ下がった
「ッツ! らむだ?」
「どーしてこんな事になってるかは、昨日の事を思い出せば答えが出てくるはずだよ」
いつもの喋り方なのに声が低くて乱数じゃないみたいだ
「ご、ごめんなさい。覚えてないの」
乱数にかなりビビっているため声が震える
「そっか〜、じゃあ思い出すまでお仕置きだね」
妖しく笑う乱数に背筋から鳥肌がたつ感覚に襲われる。乱数は私の顔色を伺うこともせず服をぬがせ始めた