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ヒプマイに溺れる【短編集】

第8章 お仕置き【飴村乱数】


「もー!!だからさ!私の友達そんな風に言わないでってば!」

「男なんて全員一緒だっていってんの!」

「そんなことない!!明日は行くから」

「じゃあ勝手にすれば!どうなっても助けてあげないから」

これが昨夜の出来事。高校時代の男子同級生に飲みに行かないかと誘われ、乱数に行く事を伝えたら「行っちゃダメに決まってるでしょ!襲われるよ」と言われた。
でも信頼出来る友達だし大丈夫だと言ったのにダメだダメだと言われ少し腹が立った。そこからは売り言葉に買い言葉で喧嘩になってしまった。


「おい、ぼーっとしてるけどなんかあった?」

「え、ううん!大丈夫!ごめんごめん」

「まぁいいけど」

結局飲みに来た私はグラスを3杯ほど空けた

「お前結構飲めるのな」

「うーん、甘いのしか飲めないけどね」
(やっぱり襲われるなんて事ないよ。乱数のバカ。)

「でも、いくら友達だからって男と1対1で飲むのはオススメしないぞ」

「え?」
(視界がボヤける。そんなに強いお酒じゃなかったのに...。)

「こーゆうことになるからさ」

同級生の口元が笑うのが最後に見えた気がした
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