第7章 愛してDarlin【碧棺左馬刻】
決心した日から約1ヶ月左馬刻からの連絡は全くなく今日の夜久々に呼び出しがかかった
呼び出された場所に行くとギラッギラッなラブホテルだった
「うそぉ~...」
暫く立ちすくんでいるとスマホがバイブで揺れてるのを掌に感じ電源を入れると左馬刻からの催促のLINEの通知が連続で何件かきていた
「ヤバッ、、!」
すぐさま店に入り左馬刻に言われた部屋番号を店の人に伝え左馬刻の待つ部屋へと向かった
「左馬刻??」
「遅せぇ、、まぁ入れや」
部屋に入ると左馬刻は文句を言ったが目を逸らした私を見て入室を促した
「あの、なんでここなんですか?」
緊張でつい敬語になってしまう
「あ?気分だ気分」
(ここで言わなきゃ...!)
「そう、ですか。。あの..!この関係もうやめたいんですけど」
左馬刻の顔は見れないが小さい舌打ちが聞こえた気がした
「テメェ、、理由をいえ」
「いや、、その。」
好きだからなんて言えるわけもなく曖昧な返事を返してしまう
「言えねーような理由なのか?あ??」
イラつきを全面に出した左馬刻は座っていたベッドから立ち上がり私に圧をかける
左馬刻のみえない圧に体が動かなくなる
「もーいいわ」
何も言わない私に痺れを切らした左馬刻は聞いたことの無い低い声で呟くと私の手を引っ張りベッド横にあった縄で手を拘束された
「へぇ?!ちょっと...!!!」
強めに絞められた縄が腕にくい込み痛みで顔が歪む