第6章 嫌よ嫌よも好きのうち【入間銃兎】
「ご馳走様でした」
晩御飯をすませ先に食べ終わり洗い物をしていた銃兎の元へ食器を運ぶ
「置いとけよ」
シンクの中に食器をそっと置いて冷蔵庫から水の入ったペットボトルを取り出しソファーの定位置に座る
「今日、銃兎が見たがってた映画やるよ~」
「一緒にみるか?」
「することないし、一緒に見る」
始まるまで1時間あるので視聴予約をし録画していたアニメを再生した
時間が来たのか画面が一瞬真っ暗になりすぐに明るくなる
「銃兎始まるよ~」
脱衣所にいた銃兎に聞こえるよう大きめな声を出す
「あぁ」
濡れた髪をタオルで掻きながら半裸の状態で私の隣に座る
「お前もこーゆうの興味あったんだな」
始まったのは秀才な女性刑事と武闘派男性刑事がタッグを組んで連続殺人犯を捕まえるとゆうもので邦画だった
「結構好きだよ?」
推理を楽しんでいたのも束の間、恋愛に発展すると激しいキスが繰り返される
(このシーン恥ずかしいな、、変な気分になってきたし。銃兎はなんとも思わないのかな?)
横目で銃兎を見ると真顔で画面をみつめていた
「なんだ、照れてんのか?」
気づくとCMに変わっており銃兎は私の顔をみつめていた
「なっ!別に違う、、、ただ耳舐めるなんて変なのって思っただけだし!!」
自分でも意味のわからない感想を述べる
「ほーう、、チュ」
「ヒャァ!な、な、何すんだよ!?」
銃兎は私の耳を甘噛みするとチュとわざと音を立てた
「いや、どんな反応すんのか気になったんだが、、可愛い反応すんじゃねぇか」
銃兎は楽しそうにニヤニヤと笑う
「最低!もういい!お風呂入ってくる!」
少し涙目になりながらお風呂場へと駆け込んだ