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【ヒプマイ】管 轄 世 界【R18】

第9章 何 か が 違 う





雑用させられるのは分かってたけど…、本当に掃除だけでいいのかな…。
事務所もそんなに汚れてないし、私あんまりやることなくない?


『私雇って左馬刻さんお金の無駄なんじゃ…』


テーブルを濡れた布巾で拭きながら色々考えてしまう。

私が働く所なくて悩んでたから無理に雇ってくれた…?
そうだとしたらめちゃくちゃ優しいじゃん…泣ける!
でも…なんか申し訳ない…よね。


一人で色々考えてしまっていれば、事務所の扉を叩く音がした。


?「左馬刻〜、いる〜?」


扉を叩く人物を窓越しに見れば見知らぬ女の人だった。


『…誰だろ』


これは出るべき…?
左馬刻さんに用事みたいだし…用件だけでも聞くべき?
でも左馬刻さんが留守の時に出ていいものか…


?「左馬刻〜!!!出てきてよ〜!」


扉を叩く音が次第に大きくなる。

このままじゃ入口の扉壊されそう…!
そう思えば私は慌てて玄関口に行き扉をそっと開いた。

すると女は不審そうな顔で私を見る。


女「は?アンタ誰?」


『え?えっと…バイトと言いますか…なんとゆうか…。あ、あの…今左馬刻さんは留守にしてまして…』


女「なんで左馬刻がバイトなんて…」


私の言葉に険しい顔になる女性。

え、私何か悪いこと言っちゃった…!?
相手の反応にビクついていれば女は私をキッと睨みつけた。


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