第8章 寿 命 縮 ま る
入ってきたのは左馬刻さんだった。
『左馬刻さん…!?』
左馬刻「何そんなに驚いてんだテメェは」
『あ、いや、いきなりの登場でびっくりしちゃって…』
ここは誰のお家???
そう、入間さんのお家。
なのに左馬刻さんがいきなりの登場。
ますます寿命が縮まった。
左馬刻さんいい人なんだろうけど、未だに慣れない…。
銃兎「左馬刻…お前のせいで俺が負担食っただろ」
左馬刻「あ?お巡りさんなんだから市民くれぇ守れや」
銃兎「はぁ、勤務外まで面倒見きれませんよ」
本音出た〜……
やっぱり迷惑だって思ってたんだ…
いや、顔見ればわかるけど!!!
何か後でお礼しないと…絶対に…。
左馬刻「で?お前仕事辞めるって言ったな?」
『へ?あ、はい…入間さんからも幼馴染からも反対されたので…もう続けるのは不可能かと……お酒も飲めないのに務まるわけなかったんですよ…はぁ』
田舎から上京してきて、右も左も分からないままで仕事を初めて見たけどやっぱり自分には合わなかった。
世渡り上手じゃないんだもの、私…そもそも上京してきたこと自体が間違いだったのかも…。
そんなことを考えながら落ち込んでいれば、左馬刻さんから衝撃的な一言が飛んだ。