第8章 寿 命 縮 ま る
リビングに行けばソファーに腰掛けている入間さんが目に入った
『あ、お水ありがとうございました…』
銃兎「どういたしまして。コーヒーでも入れますね」
そう言って入間さんはコーヒーを入れるためキッチンへ行った
それと入れ替わるかのように私はソファーへ腰掛けた
『迷惑かけてすみません…』
銃兎「随分と素直なんですね」
『自分の愚かさを痛感しまして…』
銃兎「何か思うことでも?」
『はい…私に水商売は向いてないのかなって…。そんなにお酒飲んでないはずなのにこうやって人に面倒かけてばっかりで…』
銃兎「そうですね…貴女に水商売は向いてないかもしれませんね」
私の前にそっとコーヒーが入ったカップを置き、隣に腰掛けてくる入間さん
『ですよね…』
銃兎「…俺だから良かったものの、他の客にでも当たってたら食われてたかもな。世の中物好きもいるだろうし」
『ちょ、すごく失礼なんですけど…!』
銃兎「お前も一応女なんだからもっと用心しねぇと酷い目に遭うぞ。俺たちだっていつでも助けてやれる訳じゃないんだからな」
『…心配してくれてます?』
銃兎「一応これでも警察だからな。犯罪事はなるべく起こしたくねぇだろ」
『入間さん素直じゃないですねー』
銃兎「うるせぇ」
入間さんの言葉に私は少しだけ元気が出た
ちょっと拗ねたような入間さんの隣で、私はサンドイッチとコーヒーを頂いた