第8章 寿 命 縮 ま る
ー 翌朝 ー
『ん…んん……』
カーテンから差し込む光に私は目を覚ました
目を開けば見慣れぬ風景が広がっていれば、重たい身体をそっと起こした
『あれ…ここどこ……?確か昨日は仕事で…』
昨日あった出来事を脳内で辿っていれば、飲みすぎたせいか頭に鈍い痛みが走る
『いっ…昨日飲みすぎたせいかも…』
頭の痛さに悶えていれば、ふと自分の身体に目をやった
目に飛び込んできたのは、男物のシャツを着た自分の身体
こ、これは一体……!てか、ここどこ!?
そんなことを考えていればリビングの方から入間さんがやってきた
銃兎「お目覚めですか?」
『え、あ、は、はい…って…入間さん!?なんでここに!』
銃兎「何故と聞かれましても…ここは私の自宅なので」
『へ…?入間さんの自宅…?』
入間さんの言葉に私は部屋を見渡した
綺麗で清潔感のある部屋
無駄な物は何一つ無い空間に何だか落ち着かずにいた
すると、入間さんはベッドサイドのテーブルに持ってきたであろう水を置いた
銃兎「二日酔いでしょう。水でもどうぞ」
『あ、ありがとう…ございます…』
私は気持ちを落ち着けるかのように水を一口飲み元の場所に置けば気になることを尋ねた
『あの…私は一体…』
銃兎「あぁ、昨日は酔い潰れてしまって自宅の住所も言えないようだったので…止む負えず私の自宅に連れてきたって訳です」
『………』
連れてきただけなのに何故私は着替えさせられているのだ…
何故なんだ…私は覚えてないんだよ…!!!