第8章 寿 命 縮 ま る
ー 銃兎side ー
テーブルに伏せて眠ってしまっている名前とかいうこの女を俺が送り届けることになった。
まぁ、仕事だと思えば別に苦ではないが…やっぱり面倒この上ないな。
そんな事を思いながら、俺は呼んでおいたタクシーに名前を乗せた
銃兎「…おい、お前の家はどこだ?」
『んー……あっち…』
銃兎「あっちじゃわからねぇっつの…。はぁ…」
酔っぱらいを相手にこんな事をやっていてもキリがないと思えば、俺は運転手に自分の家の住所を伝えた。
ー 数分後 ー
自宅に着けばタクシーから寝ている名前を降ろせば自室へと連れていく。
とりあえずベッドで寝かせときゃいいか…
そう思い、ベッドに名前を寝せ布団をかけてやる。
銃兎「手のかかる田舎人だな…」
すやすや眠る相手の顔を見ればため息が出る。
左馬刻も左馬刻だ。
自分で連れてきといて、後始末は俺任せとか…自由人にも程がある。
ま、とりあえず今日はソファーで寝るか。
一緒に寝るわけにもいかねぇしな…
そう思い、薄い掛け布団をリビングまで持ってくればそのままソファーに横になり俺はそのまま夢の中へと落ちていった。