第8章 寿 命 縮 ま る
『あー…気持ち悪っ……』
あれから飲めや飲めやで何杯もお酒を飲まされた私
こんなにお酒飲んだことないよ…なんて思いながら吐き気と頭の痛さと格闘をする
左馬刻「おい、潰れんの早すぎだろ」
『うっ…勘弁してください…もう無理ですっ……』
私は酔いの酷さにテーブルに顔を伏せた
この職業…絶対身体壊す…
そう思いながら顔を伏せ目を閉じていれば、私はいつの間には眠ってしまった
理鶯「…寝たな」
銃兎「えぇ、完全に寝ましたね」
左馬刻「どうすんだコレ。置いて帰っか」
銃兎「流石に置いて帰るのは…」
理鶯「小官もそう思う」
左馬刻「んじゃ銃兎の家に連れて帰りゃいいだろ」
銃兎「はい?嫌です。左馬刻が連れて帰ればいいでしょう」
左馬刻「俺だって嫌だっつの」
理鶯「でも連れてきたのは左馬刻だから、左馬刻が連れて帰るべきだろう?」
左馬刻「は?テメェ理鶯ふざけんなよ。なんでこの俺様がこんな女連れて帰んなきゃいけねんだよ」
眠ってはいるが微かに聞こえてくる会話
私を連れて帰るか否か揉めているようだった
いや、なんかめちゃくちゃ気まずいよ?
これは寝てる場合じゃない、自力で帰らないと…!
私は根性で重たい身体を起こした
『あのっ…』
銃兎「……起きましたね」
『私は、一人で帰れますから……』
左馬刻「いや、無理だろ」
『帰れますー…!』
銃兎「はぁ…しかたないので私が送ります」
理鶯「あぁ、それがいい」
左馬刻「決まりだな」
『ちょ、待ってください…!私帰れますっ、一人で!』
銃兎「うるせぇ黙ってろ」
入間さんの言葉に私は口を閉じた
まぁ、身体だるいし…送ってもらった方が楽だよね…なんて思いながら再びその場に顔を伏せ寝体制になった