第7章 人 生 波 乱 の 連 続
『えーっと…ここは?』
左馬刻「いいから黙って着いてこい。ほら、降りろ」
左馬刻さんは先に降りれば、私側のドアを開けてくれる
意外と優しい…なんて思いながら車から降りれば、居酒屋のような店に連れられた
黙って左馬刻さんの後を着いていけば、店員に個室の部屋へと案内された
左馬刻「よう」
部屋に入れば左馬刻さんは誰かに挨拶をした
誰に挨拶してんの…この人…
なんて思いながら、そっと部屋の中を見ればそこには理鶯さんと入間さんがお酒を飲みながら座っていた
『………は!?』
なんで!?
その想いが口に出てしまえば、入間さんはこちらを見た
銃兎「あぁ、名前さん。この間はどうも」
私を見れば、口角を上げながら笑う入間さん
待って…口笑ってるけど目が笑ってない…!
やっぱりこの間のこと絶対に根に持ってる…!
って、なんで私がこんな場所に呼ばれたの…
もしかして尋問される?え、めちゃくちゃ嫌…
私が嫌そうな顔をしているにも関わらず、左馬刻さんは理鶯さんの隣に座った
……………うん、待って。
4人座りで左馬刻さんが理鶯さんの隣に座ったら…必然的に私が入間さんの隣になるけど?
うん、ほんとまじで待って。
断然理鶯さんの隣がいいんだけど
左馬刻さんわざとですか?それわざと?
めちゃくちゃ嫌がらせするやん…こいつら…
左馬刻さんの座った位置に納得出来ず、一人突っ立っていれば入間さんに声をかけられる
銃兎「隣、どうぞ?」
そう言って再び微笑む入間さん
ほんとその顔やめて…目が全く笑ってないから!!
でも…左馬刻さん退いてくれなそうだし…しかたないか…
私は諦めて入間さんの隣へと座った