第7章 人 生 波 乱 の 連 続
『ちょっと、どうゆうことですか…!さっきアフター禁止って言ってませんでした!?』
ボーイ「あ、はい。でも左馬刻様は特別なんです…耐えてください…」
『特別って…意味がわからないんですけどぉ!?』
客を差別していいの?ダメだよね?
何が基準?え?顔?見た目?金???
この店…あの人に弱みでも握られてんの?
そんなことを考えながらも、少し申し訳なさそうな顔をしたボーイは部屋から出て行った
……マジかよ
まじでアフター行くの?
私明日命ないかもよ???
まぁ、しかたない…とりあえず着替えよ
私はドレスを脱いで私服に着替えた
ー 数分後 ー
オーナー「名前ちゃん、失礼のないようにね?」
その言葉と共に送り出された私は、ただ今左馬刻さんの車の助手席に乗せられている
車を走らせてからも何も話さない左馬刻さん
この人は一体何がしたいんだ…
つか、どこに向かってるわけ?
『あの、左馬刻さん…一体どこへ?』
左馬刻「そんなん決まってんだろ」
『………はい?』
決まってんだろって言われて、はいそうですねってゆう女がこの世にいるだろうか
失礼のないようにって言われたけど、素直に頷くのはちょっと無理だよ?これ…
『決まってるって言われても私にはさっぱり…』
左馬刻「行けば分かる」
それだけ告げれば左馬刻さんはまた黙り込んでしまった
………なんなのこの人……
すっっごい絡みづらい…!!!
でも沈黙は嫌だし…話しかけるしか…!
『左馬刻さんってよくシンジュクに来るんですか?』
左馬刻「行きつけの飲み屋があるからな」
『へぇ…あのお店も行きつけですか?』
左馬刻「…あぁ」
『ヨコハマにも飲み屋沢山ありますよね?なんでシンジュク?』
左馬刻「気分だ」
『そうですか…』
うん、会話が弾まない!
これ以上弾む気がしない!
この空気息苦しい……
そうこうしてる間に、ある場所に着けば車が止まった