第1章 都 会 は 怖 い
?「邪魔するぞ」
部屋に入ってきたのは背の高い軍服みたいな格好をしたハーフ風イケメンだった
銃兎「理鶯、珍しいですね」
理鶯「いい食材が手に入ったから、皆に振舞おうと思ってな」
左馬刻/銃兎「………………」
理鶯と呼ばれるイケメンの登場に、何故か少しだけ場の雰囲気が和らいだ気がした
この人怖くなさそう…なんて思いながら理鶯さん?を見ていればすぐに目が合った
理鶯「ん?客か?」
左馬刻「客なわけねぇだろ!このうさポリ公が勝手に連れ込んだんだよ…!」
銃兎「あぁ?誰がうさポリ公だぁ…!?」
左馬刻「てめぇしか居ねぇだろうが!」
うん、待ってください
めちゃくちゃ怖いです
迫力がやばいです
早くここから逃がしてください
そう思っていれば理鶯さんが口を開いた
理鶯「争っているということは、腹が減っているんだな。すぐに調理する」
その言葉に言い争っていた二人は固まった
そしてすぐに理鶯さんを止めにかかる
左馬刻「お、おい、理鶯…俺達別に腹減ってねぇぞ…?」
銃兎「えぇ、今は大丈夫ですよ…?」
理鶯「ん、そうか。なら、そこの客人にでも振る舞うとするか」
そう言って理鶯さんは私の顔を見た
え、私に料理を振舞ってくれるってこと?
嘘…優しすぎない…?神なイケメンいた…
左馬刻「お、おぉ!そうしろ…コイツに食わせてやれ」
銃兎「そうですね。いい考えです」
え、何?何で急におもてなしモード?
もしかして料理がめちゃくちゃ下手とか?
だからこの人達私に押し付けようとしてるの?
嘘でしょ…そうだったら嫌なんだけど…
そう思っているうちに理鶯さんは料理をしに行ってしまった