第1章 都 会 は 怖 い
ただ今私の目の前には怖いイケメンがいる
そして私の隣にはメガネのイケメンがいる
漫画の世界なら幸せ逆ハーレムなシチュエーションな筈だけど…全くそんな要素がない…もうただただ怖い…めっちゃ睨まれてるし…!!!
目を合わせたら殺られると思い、私は目を泳がせた
すると、メガネさんが声を掛けてきた
?「貴女、名前は?」
『名前を教えて欲しい時はまず自分から名乗るのが礼儀なんじゃ…って、ぅわっ』
私の発した言葉が気に触ったのか、メガネさんは私の顎をガシッと掴み頬をムニッと潰してきた
?「しょっぴかれたいか?」
『ごめんなさい、私は苗字名前と申します』
?「苗字名前か。とりあえず、何であんな場所にいたのか説明してもらおうか」
『その前に、とりあえずお二人の名前聞かせてもらっても…?』
?「あぁ、そうでしたね。俺は入間銃兎。そして目の前の奴が碧棺左馬刻です。俺の職は警察だ」
『け、警察…!?趣味で手錠持ってたわけじゃないんだ…』
銃兎「そんな趣味あるわけねぇだろ。お前みたいなクソガキに」
クソガキって、私こう見えて大人なんですけど!?
なんて思うもまた口答えすると命の玉が減ると思いそこは黙った
てか警察…?都会の警察ってがら悪すぎじゃない?
やだなぁ、怖いなぁ…
銃兎「で?何であんな奴に連れていかれたんだ」
『えっと…話すと長くなるんですけど…私三日前くらいに引っ越してきたばっかりで、仕事を探していたら声をかけられまして…日給5万ってゆう甘い誘惑に引かれてしまいまして……』
銃兎「…馬鹿なのか?」
『ば、馬鹿じゃないです!』
そんなやり取りを黙って見ていた左馬刻さんが口を開いた
左馬刻「銃兎、もういいだろ。こんなガキに構うな、うぜぇ」
この人まで人をガキ扱い…!?解せぬ…
そんなことを思っていれば、部屋に誰かが入ってきた