第7章 人 生 波 乱 の 連 続
そこに居座ったものの、何の会話も無しに時間だけが流れる
なんでヨコハマの左馬刻さんがシンジュクに居るの…!
そこからしておかしい…!ヨコハマで会うならまだ分かる…でもシンジュクって…!!!
この気まずい空間に、私は左馬刻さんをちらっと横目で見た
すると、煙草を吹かしながらこちらを凝視している左馬刻さん
すぐに目が合い私はすぐに目を逸らした
やばいやばいやばい…めっちゃ見てる…!!
怖すぎ…え、これどうしたらいいの…!
すると左馬刻さんに声を掛けられた
左馬刻「おい」
『は、はい…!な、なんでしょうか…』
左馬刻「テメェ、シンジュクに引っ越したのか」
『…え?あ、いや…自宅はヨコハマですけど…』
左馬刻「…そうかよ」
それだけ言えば再び話さなくなる左馬刻さん
そして再び重い空気が流れる
早く帰ってくんないかな…
嫌だなこの空気…
とりあえず気を紛らわそうと、左馬刻さんのグラスに氷を補充する
すると、いきなり左馬刻さんに手首を掴まれた
『へ?あっ、氷要らない…ですか…!?』
氷いらなかったのか…え、なんかいけないことしちゃった…!?
一人でパニックになっていれば、左馬刻さんはボーイを呼んだ
ボーイ「お呼びでしょうか」
左馬刻「コイツとアフターいいか」
ボーイ「はい、もちろんでございます。すぐに着替えさせますのでお待ちを」
………………は?
私はボーイの返答に開いた口が塞がらなかった
いやだって、さっきアフター禁止って言ってませんでした?あれ?私の聞き違い??
いや、でも確かにこの店はアフター禁止って…!
頭にある情報と違う光景が繰り広げられ更にパニックになるが、私は着替える為ボーイに席を立たされ裏部屋へと連れていかれた