第7章 人 生 波 乱 の 連 続
帝統「ん…ふぁっ……あ?」
目を覚まし起き上がれば、うーんと伸びをする帝統くん
その姿をみんなで見ていれば、帝統くんは視線に気付いたのかキョトンとしたような顔をした
帝統「あれっ、お前ら確か…シンジュクの…!」
どうやら帝統くんと独歩くん達の事を知っているらしい…私が会った人皆知り合いだったり……いや、そんな事ないない、あるわけが無い
独歩「おはようございます…貴方はシブヤの…」
帝統「つか、なんでここに?名前の知り合いか?」
『あ、うん!独歩くんは私の知り合い』
独歩「そうゆう有栖川さんは…名前とどうゆうご関係で…?」
帝統「どうゆうって言われてもなぁ…強いて言うなら命の恩人だな!」
外の太陽にも負けないくらいの眩しい笑顔でそう言い放つ帝統くん
命の恩人なんて大袈裟な気がするけど、まぁ悪い気はしないよね
そう思いながら帝統くんと独歩くんの話を聞いていれば、帝統くんはハッとしたように自分のポケットに手を入れスマホを取り出した
帝統「なぁ、名前。LINE教えてくれねぇ?ここに入れてくれりゃいいから!」
そう言ってスマホを私に渡してきた
『え、あ、うん…私が操作しちゃっていいの?』
帝統「おう、やってもらった方が助かる!」
『じゃあ…ちょっと触らせてもらうね』
私は帝統くんのLINEを開いた
すると、そこには友達3人と表記されていた
見てはいけないと思いつつチラッと友達欄に目をやれば、飴村乱数、夢野幻太郎、毒島メイソン理鶯と書かれていた
……………ん?
飴村乱数に夢野幻太郎って…昨日店に来てくれた2人の名前と一緒な気が……でもまさかね…?
それと、理鶯ってあの理鶯さん?だよね…?
待って、知ってる人しか居ないんだけど…世間狭すぎない?
そう思いながら、自分のLINEを入力すればすぐに帝統くんにスマホを返した
『はい、入れたよ』
帝統「おう!サンキューな!…っと、乱数からLINEが来てたみてーだ」
『乱数!?』
帝統くんの言葉に私はつい声を出してしまった
すると帝統くんはびっくりした表情を浮かべた