第7章 人 生 波 乱 の 連 続
独歩「名前にはまだ話してなかったけど…一二三は女性恐怖症なんだ」
『女性恐怖症…?』
独歩「過去に女性と色々あったらしくて…それがトラウマなのか女性を見るだけでこんな感じだ」
『え、でも…!昨日すごく親切にしてくれたし、めちゃくちゃ近くに居たしすごく話してくれてたよ…!?いらっしゃい、子猫ちゃん☆……みたいな!』
独歩「それが…一二三は仕事のスーツを着るとスイッチが入って女性恐怖症が治まるんだよ…で、今はスーツを着てないから女性恐怖症になってるわけ」
…………変なの
女性恐怖症なのにホスト…
スーツ着たら女性恐怖症治るとか…
謎めかしすぎない???
『まぁ…一二三くんにはあんまり関わらないようにするね…怖がらせたくないし』
独歩「悪いな…気を使わせて……って、そんな事を言いに来たんじゃないんだよ…!」
『えぇ、いきなり…』
独歩「名前、キャバ嬢なんて今すぐ辞めろ。名前がキャバ嬢とか心配で俺の身が持たないし、両親も心配するだろ…」
『でも…他に仕事ないし…』
独歩「一緒に探してやるし…金ないなら俺ん家に住めばいいし」
うん…独歩くん疲れてるのかな?
俺ん家に住めばって言うけど、こんな重度な女性恐怖症が居るのに住めるわけないよね!?
よく考えて…まじで無理な発想だからそれ…
『独歩くん、疲れてるよ。今すぐ帰って休んだ方がいいと思う』
独歩「なっ…俺は、本気で名前を心配してるんだぞ…!」
『それは十分伝わってるよ!わかってる!でもキャバ嬢辞めても仕事が見つかる保証ないし…!』
独歩「じゃあ仕事を探しながらキャバ嬢やって、仕事が見つかったら辞めればいい」
『んー………』
うん、心配してくれるのは嬉しいけど…もうなんだろう、お父さんかな?ってゆうレベル!!!
てか、なんか更に目のクマが酷くなってない!?大丈夫!?考え過ぎだよ、独歩くん……
そんな言い合いをしていれば、スヤスヤ寝ていた帝統くんが目を覚ました