第6章 初 出 勤 は 波 乱
幻太郎「まぁ、嘘ですけどね」
『嘘…!?』
乱数「あははっ☆幻太郎はこんな感じで嘘つきだけど、僕の大事な仲間だからオネェさんにも仲良くして欲しいなっ♪」
『は、はぁ……こちらこそ…仲良くしてください…』
幻太郎「えぇ、こちらこそよろしくお願いします」
そう言って微笑む幻太郎さんはとても美しかった
美人だ…女性顔負けなくらい……
あまりの美人さに幻太郎さんをガン見していれば、幻太郎さんは首を傾げた
幻太郎「なんです?小生の顔に何か?」
『へ?あ、いや、美人さんだなと……あ、いえ、何でもないです!』
乱数「オネェさん心の声が漏れちゃってるね?あ、とりあえず飲み物はシャンパンね!」
乱数くんに図星をつかれ少し恥ずかしくなるものの、シャンパンの注文を受け私はスタッフに注文を伝えるとすぐに持ってきた
そして、そのシャンパンを三人で乾杯した
〜 数分後 〜
乱数「オネェさん、可愛い〜…僕が選んだドレスも似合ってるし…」
『そ、そうかな…?ありがと……』
乱数「オネェさん…ポッキーゲームしよ?」
『へ!?い、いや、それは…ちょっと……』
乱数「えー、いいじゃん…ドレス選んだ代わりにサービスしてくれるって言ったじゃん……」
乱数くんはお酒が回ったのか、すごくだる絡みをしてくる
手を握ってピッタリ私にくっついてくる
そして先程頼んだポッキーでポッキーゲームをしようとまで言い出した
『さ、サービスすると言ってもそう言うことじゃ……』
幻太郎「乱数。彼女が困ってますよ」
乱数「えー…困ってるんじゃなくて…喜んでるの間違いだよねっ?」
…どこからその自信が湧いてくるんだこの子は
その自信逆に見習いたいくらいだよ、私は
『えーっと……なんとゆうか……』
言い方に困っていれば、乱数くんは酔って眠たくなってしまったのかいきなり私の膝に頭を乗せてスヤスヤと眠ってしまった
『へ?ら、乱数くん…!?』
幻太郎「すみません、うちの乱数が…」
『あ、いえ…』
そう言うと、幻太郎さんは私の隣に来て座った
幻太郎「小生とポッキーゲームします?」
『はぁ…って、え!?』
困惑していれば幻太郎さんは私の耳元で一言
幻太郎「…嘘ですよ」
と囁いた