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【ヒプマイ】管 轄 世 界【R18】

第3章 気 分 転 換





『あ、ごめん…口が滑った』


三郎「今、可愛いって…」


私の言葉に険しい顔をする三郎くん

このくらいの歳の子に可愛いは禁句だったよなぁ…絶対…。可愛いよりかっこいいの方が嬉しい年頃だよね…


なんて考えていれば、二郎が三郎の肩に手を置いた


二郎「良かったな、三郎」


三郎「はぁ!?全然嬉しくないんだけど…!いち兄に言われるならまだしも…!てゆうか、二郎のくせに僕に触らないで!」


二郎の手を振り払いながらムスッとしてしまった三郎くん

……お前、そうゆうとこだぞ…可愛いの
なんて心の中で思うも口に出さないように我慢した
てゆうか、そうゆう二郎も可愛い分類ですから

二人を見ながらちょっと微笑ましくなった


一郎「いきなり三郎の登場で驚いただろう?俺らはイケブクロでは、ちょっとばかし名の知れた三兄弟なんだ」


『三兄弟?あ、そうなんだ…!名の知れた三兄弟ね…私はすごい人たちと知り合ってしまったらしい…』


三郎「いち兄と話せること感謝しろよな」


『………………』


もうなんか一々可愛いからほんとやめて三郎くん…
小生意気だけどそこがまた可愛いってゆうか、心の何かがくすぐられるのよ…!!!
一回でいいからぎゅっとさせてくれないかな…でも嫌がるだろうな……


そんなことを考えながら三郎くんをじーっと見ていれば、三郎くんは不審そうな顔でこちらを見てきた


三郎「………何?」


『いや?何でもない…』


三郎「……言いたいことがあるなら言えばいいじゃん!」


はぁ?言っていいのか?いいんだな?
後悔しても知らねぇぞ?可愛い子ちゃんめ……


『分かった。そこまで聞きたいなら言うね?』


三郎「べ、別に聞きたいわけじゃ…!」


私はそんな可愛すぎる三郎くんの両肩に手を置いた


『三郎くん…すっっっっっっっっっっっごく可愛いから一回だけぎゅーっとさせてもらえないかな?』


三郎「……………はぁぁ!?!?!?」


一郎「おぉ、三郎。名前に仲良くしてもらえて良かったじゃねぇか!」


二郎「初めての友達って奴だな」


三郎「なっ…!?違う…!!!てゆうか…!ぎゅーなんて無理!せっかくぎゅーされるなら…いち兄と…」


一郎「そう言わず、ひとハグさせてやれ!減るもんじゃねぇだろ?」


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