第1章 都 会 は 怖 い
男「お嬢さん、もしかして仕事探してる?」
『へ?あ、は、はい…』
男「良ければいい仕事があるんだけど、どうかな?」
『え…?』
…もしかして、この人仕事を紹介してくれるの?
でも、見知らぬ私に仕事を紹介してくれるなんて人が良過ぎない…?
そう思いながらしかめっ面をしていれば、男の人は手をパーにして私に見せてきた
男「日給5万の仕事なんだけど」
『!?日給5万…!?』
な、なんだその美味しい仕事は…!
都会って素晴らしい…日給5万なんて仕事聞いたことないぞ、私は…!
これはやるべき?やるべきだよね?
日給5万ってことは…毎日働いたらすごい金額になるんじゃ……これは、裕福な生活が待ってる…!
『あの、それってどんなお仕事なんですか!?私にも出来ますかね?』
男「うん。キミみたいな若くて可愛い子なら全然できる仕事だよ。とりあえず見学だけでもいいし、一緒に行こうか」
そう言って、男の人は私の手を引きながら歩き出した
若くて可愛い子ならできる?
どんな仕事なんだろうか…
疑問に思いながらもとりあえず私はその人に着いていくことにした
ー 数分後 ー
あれから暫く歩けば、人気の少ないホテル街へと連れてこられた
ホテル街?なんでホテル街?
そんな疑問を抱きながらキョロキョロと周りを見ていれば、その男は私の手を引きながらホテルの中へと入ろうとした
『え?ちょ、ちょっと待って…!』
男「ん?なにかな?」
『ここって、ホテルですけど…?』
男「うん。そうだけど?」
『あの、仕事って…一体…』
男「日給5万って言ったら…ねぇ?ちょっと脱いでもらうだけだからさ。ほら、早く行こう」
『え、や、嫌です…!!!そんなの聞いてないし!!』
男「着いてきたのはキミだろ?」
『いや、それはそうなんですけど…!!!』
男に手を引っ張られるも、私は後退して抵抗をする