第1章 都 会 は 怖 い
私の名前は苗字名前。
24歳ごく普通の社会人。
ずっと田舎暮らしをしてたんだけど…地元の同級生達も都内に行ってしまったりで何だか地元も寂しくなってしまった…それにこの歳になったし、私も実家暮らしを卒業しようと思いこの土地、ヨコハマに住むことにしたのだ
そんな私は、ヨコハマに来てから早くも三日が経った
引っ越してきたばかりで職も決まってないし、そろそろ職探しをしないと貯金だけでは正直しんどい…
でもこんな都会で私みたいな田舎者を雇ってくれるところなんてあるのかな…
そんな不安を抱いた私だったが…
現在私はヨコハマ市街地に来ている
『んん…なんか仕事ないかなぁ…』
とりあえず表に貼ってあった求人板を見てみた
んん~、いい仕事ないなぁ…
やっぱりこっちに住むんだし、安定した仕事がいいけど…安定所的な所で探してもらった方がいいかも
そう思い、安定所へと向かおうと振り向けばすぐ後ろに知らない男の人が立っていた
………なにこの人…異様に距離近くない…?
そう思い、ちらっと相手の顔を見れば完全に目が合った
…待って待って…なんか目が合ったんだけど…!
求人見に来たわけじゃないの…!?
あ、もしかして私が邪魔ってことを目線でアピールしてる…?
やばい…早くこの場から退かないと絡まれそう…だって私田舎者だし?
うん、とりあえず退こう、それが一番いい…
邪魔にならないように少し頭を下げ、男の人の横を通り過ぎようとすればいきなりガシッと腕を掴まれた
『!?!?!?!?』
なになになに…!?
え…!?怖過ぎなんだけど…!?
いきなり腕を掴まれたことに驚いていれば、相手がこちらを見た