第2章 頼 れ る 人
独歩「用事終わるまで荷物だけ置いていけば…?また取りに来ればいいんだし」
『あ、いや、でも…』
独歩「平気だよ、俺の部屋に置いておくから。じゃあ行ってらっしゃい」
そう言って、私の荷物を強奪する独歩くん
えぇぇぇえ、ちょっと待って…!!
こんな展開聞いてないから…!!
『あ、あの、荷物くらい大丈夫だからほんと…!』
独歩「いーから」
これは独歩くんの優しさなのか…
そう思うとこれ以上否定出来ない思いと、否定したら不思議に思われるしな…なんて思い着替えなどの荷物は置かせてもらうことにした
『わ、分かった…ありがとう…行ってきます』
こうして私はやっと家から出ることが出来た
玄関が確実に閉まるのを確認してから、盛大に大きなため息を吐いた
『はぁ〜〜〜………』
またこの家に来るのか…私は……
とりあえず後で一二三くんに会わないように荷物取りに来よう…
もう金輪際会っちゃ行けない気がする人物だよ、ほんと…あんなに怖がられたの初めて…
独歩くんはあの一二三くんって人と暮らしてるんだ…
一二三くんが女嫌いなの知ってるにも関わらず私を泊めてくれたんだ…ほんと昔から優しいところ変わらないなぁ…
そんなことを考えるも、私の中で絶対に頼っては行けない人物になった
人に迷惑かけるのは良くないよね、そうだよ!
そんな重い気分のまま帰るのもな…なんて思い私は気分転換にイケブクロへと行く事にした