第2章 頼 れ る 人
ー 独歩side ー
あれから俺は名前と食事を摂った
昔もこんな風に一緒にご飯食べたっけ?なんて思いながら食事を済ませた
俺が風呂に入る間、テレビでも見てて…?なんて言ったけど…風呂から出てきてみれば名前はソファーにもたれ掛かって眠ってしまっていた
独歩「よっぽど疲れてたんだな…」
ソファーで寝てしまった名前の頭を軽く撫でれば、そのままお姫様抱っこをし俺の寝室まで運んだ
ベッドにそっと寝かせるものの、何故か名前の手が俺の袖を掴んで離さない
独歩「…………え」
なんだこの状況…
…やっぱり、昔から変わらないな…子供っぽくて…
昔の記憶を思い出しながら名前の頭を撫でながら様子を伺う
名前の寝顔を見てると、俺まで眠くなるな…なんて思いながらベッドの脇に座りいつの間にか寝てしまっていた
ー そして、翌朝 ー
『ん……』
私は朝の光に目を覚ました
睡眠から意識を取り戻せば目をゆっくりと開く
すると目の前には、ベッドの脇に座り両腕を枕にして眠っている独歩くんの顔があった
『…え?』
……何この状況……
なんで独歩くんこんな所で寝てるの!?
てか座りっぱなしで寝たの…?
嘘…独歩くん全然疲れ取れないじゃん…!
私は慌てて起き上がり、寝ている独歩くんをベッドに寝せようとするもビクともしない
『流石に抱っこは無理か…』
まぁ、ほっといたらベッドに寝るでしょ…
そう思い、私はベッドから出てお手洗いへと向かった
お手洗いを済ませ手を洗いリビングに戻ろうとすれば、いきなりガチャっと玄関が開いた
ちょ、え?なんで玄関開いたの…!?
もしかして不審者??え?こわ……!
そう思いながら玄関をじっと見ていれば、開いた扉から金髪の男の人が入ってきた