第2章 頼 れ る 人
あれから準備を済ませ、私は独歩くんと一緒に電車に乗ってシンジュクへと来た
ヨコハマとは違った風景で正直ドキドキしている
『ここがシンジュクかぁ…!すごい…』
独歩「ほんと、都会になれてないんだな」
『そ、そりゃそうだよ…!なんせ田舎暮らしが長かったし…』
独歩「まぁ、俺も上京したばっかりの時は慣れなかったし気持ちはわかる」
そんな他愛のない話をしながらシンジュクの街を歩いていれば、あっという間に独歩くんの住まいに着いた
独歩「あ、ここ俺んち。今鍵開けるから」
玄関まで来れば、鍵を開けて玄関を開ける独歩くん
そして部屋の中へと招き入れられる
中は広く、一人暮らしにしては広すぎ?と思うような部屋だった
独歩くん自立してるなぁ…
私とは大違い…
そんなことを考えていれば、独歩くんに声をかけられる
独歩「あ、名前は俺の部屋使っていいから」
『え、でも…』
独歩「俺はソファーで寝ればいいし」
『いやいやいやいや…!そんなの悪いよ…!そこまでしてもらわなくても…!』
独歩「大丈夫だろ、一晩くらい」
『いや、そうゆう問題じゃ…!なんてゆうか、いきなり来て寝場所まで取るなんて申し訳なさ過ぎて…!』
誰でも申し訳ないと思うよね!?この状況!
あんな疲れきった独歩くんをソファーで寝せるなんて無理だ…!!!
そう思っていれば、独歩くんは可笑しそうに笑った
独歩「名前、気使いすぎ」
『だ、だって…!』
独歩「そうゆうのいいからさ、風呂でも入ってきたら?ご飯簡単に作っとくから」
ご飯まで作ってくれるとか…神過ぎない…?
独歩くんが居てくれて本当に私は救われたな…
独歩くん本当にありがとう…
そう心の中で思い、お言葉に甘えてお風呂に入らせてもらうことにした