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【ヒプマイ】管 轄 世 界【R18】

第15章 山田家にお泊まり





『はい、もしもし…』


独歩「名前?今どこにいる?寂雷先生から名前が風邪引いてるって昨日聞いて…心配で電話してみたんだけど…」


電話の相手は独歩くんだった。

なんか最近会ってないから久しぶりに声を聞いた気がする…


『あ、心配かけてごめんね?もうすっかり風邪は治ったから大丈夫だよ』


独歩「ちゃんと食べてるか?」


『人並みには食べてるよ。そうゆう独歩くんもちゃんと食べてる…って、一二三くんいるから独歩くんは大丈夫そうだね』


独歩「まぁ、俺は食には困らないな。そういえば…あれから仕事どうした?」


『あー…それは、話すと長くなるから…会った時に話すね?』


独歩「ん、分かった。とりあえず、無理せずゆっくり休めよ」


『ありがとう。独歩くんもね』


話終われば私は電話を切った。
そしてカバンの中に再び携帯をしまった。


『一郎くんごめんね、電話しちゃって』


一郎「気にすんな。…独歩って、もしかして…新宿の観音坂独歩か?」


『え?一郎くん独歩くんと知り合い!?』


一郎「知り合いっちゃ知り合い…かもな」


『へぇ…世間ってやっぱり狭いんだね〜』


一郎「そうだな。ところで…今日は何か予定あんのか?」


『予定…特に何もないけど』


一郎「なら、何か食いに行かねぇか?名前の好きなモン食いに行こうぜ」


『え?いいの?一郎くん忙しいんじゃ…』


一郎「今日は依頼入ってねぇから時間はある。着替えてから行こうぜ?」


『うん、行く!』


何を食べようかなと考えながら私は出かける準備をした。


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