第15章 山田家にお泊まり
『ん………』
カーテンから差し込む光で私は目を覚ました。
目をゆっくり開いて天井を見れば、自宅じゃないことに気付く。
そうだった…昨日は結局山田家に泊まらせてもらったんだっけ……
そう思いながら寝ぼけ眼で私は左へ寝返りを打った。
すると、すぐ傍に三郎くんの可愛いお顔があった。
『………………えっ』
可愛い寝顔をしながら私に抱きつきながら寝ている三郎くん。
……うん、これはどうゆう状況…?
確か昨日は私だけベッドで寝たような……
一緒に寝たんだっけ……
ぼーっとしながら曖昧な記憶を辿るも真実が分からず、すぐに考えるのを止めた。
それにしても三郎くんの寝顔可愛い……
いや、寝てなくても可愛い顔してるのは知ってるけど…
私は三郎くんの方を向き、寝てることをいいことにじっと顔を見てしまう。
うん………可愛い……
てゆうか、抱きついて寝るとか可愛すぎか…
いつもツンツンしてるのに…本当は甘えんぼさんなのかな…
考えれば考える程可愛く感じて、私は三郎くんの髪をそっと撫でた。
すると三郎くんはモゾモゾと動いたかと思えばゆっくり目を覚ました。
三郎「ん……んん…?」
眠そうに目を開いては目を擦る仕草をする三郎くん。
絵に描いたような可愛いお目覚めだこと……なんて思っていれば寝起きの三郎くんと目が合った。