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【ヒプマイ】管 轄 世 界【R18】

第13章 看 病





『ちょ、ちょっと待って…!話が読めないんだけど…!』


話が追いつかなくて、何故三郎くんが怒っているのか私には分からなかった。
すると三郎くんは私の目の前にずいっと顔を近寄ってくれば、不満そうな表情で口を開いた。


三郎「お前のせいでいち兄が寝込んだんだよ…!」


『えっ…?寝込んだ…!?』


三郎「昨日から熱っぽくて寝込んでるんだよ…普段風邪とか引かないいち兄が風邪引くなんて…おかしいと思ったんだよ」


私から離れれば腕を組みながら愚痴を零す三郎くん。


…昨日看病しに来てくれたからその時に移しちゃったんだろうなぁ…ほんっとに申し訳ない…私にできることあれば何でもするんだけどなぁ…何をしてあげれるだろう。


『私が風邪移しちゃったからさ、何か私に出来ることないかn』


三郎「ない」


いや、食い気味すぎでしょ…!?
そんなに私のことが嫌なのか…!!!!


『いや、ほら…一郎くんのこと心配だし…』


三郎「帰れ」


うん…いくら私でも心折れるよ三郎くん!?
何で私こんなに嫌われてるの???
何かした?してないよね!?
なんでなの三郎くぅぅぅぅぅんんん!!!!!










結局中には入れて貰えず私は帰る羽目になってしまった。


『はぁ…お見舞いにも行けなかった………』


門前払いを受けたショックにため息を吐く。
このまま帰るのもなぁ…と思い私は空いてるベンチへと腰をかけた。


『…どうしたら三郎くんに好かれるのか…てか何であんなに威嚇するのあの子…』


意味のわからない状況に首を傾げながらボソボソと愚痴を零す。

そんな中、知らない女性に私は声をかけられた。



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