第3章 2
今日は出勤時間が遅いため、久々にあいつのお見舞いに行くことにした。
俺が来たのは署のすぐ側にある警察病院
長い廊下をあるく
「健人?」
後ろから声を掛けられ振り向くとそこにいたのは
「大ちゃん。」
この病院の医者でもある有岡大貴。
この病院には優秀な医者ばかりを集めたBestというチームがあった
「久しぶりだな。瑞希の見舞いか?」
「久々に顔見ようと思って。容態は?」
何かに期待して聞くと
「意識も戻らないし、機械で生かされてるようなもんだ」
やっぱり。
ホントに何に期待したんだろうか。
あの事件から一年か。