第1章 日常1~烏野~
別の日ーーーーーー
「おはよーございまーす」
菅原「あ、おはよ~今日も早いね」
「着替えなくちゃいけないんで(笑)」
いつも通り早めに出勤し、更衣室へ向かう。
「あ。」
更衣室の扉には「女子着替え中」の札がつり下がっていた。
菅原「あ、そうそう、それ大地が作ってくれたんだよ!」
菅原さんが私の声に気づいて駆け寄って教えてくれた。
「え、そんなわざわざ……。こんな貧相なもの見られても別に構わないのに……」
菅原「貧相って(笑)でもさぁ……」
ーーーードンッ
「!?//////」
す、菅原さんが私に壁ドンと股ドンをしてきた。
「す、菅原さん……?/////」
いつものお遊びだと思って掴まれた腕をぐっと押し返そうとするけど、ビクともしない。
いつもの菅原さんではないみないな、男らしさを感じる。
菅原さんの、顔が近づいてくる。
「へ!?えっ!?/////」
まさかの!?ここで!?
思わず目をつぶってしまう。
菅原さんの息が頬にかかった時だった。
掴まれていた手を離されて
菅原「ほら、は女の子なんだからね」
菅原さんはいつもの笑顔ではなした。
「は、はい……」
いつもとは違う菅原さんの表情にドキドキしながら慌てて更衣室に入った。
入った瞬間へなへなと崩れ落ちる。
「やばいって……/////」
緊張で冷たくなった手で熱くなった頬を押さえ、ドキドキを抑えた。