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【ハイキュー】おおきい背中

第5章 過去


過去のことを考えるだけで前までは過呼吸になっていた。
最近は烏野という存在が私の心の中で大きくなり忘れていた。


思い出された。
あの時。


まさかあんなところでばらされるなんて。
もうあんなことはしたくなかった。
私は自分を変えたかった。あのころにはもう戻らない、そう誓ったのに。
私の過去を明かされては終わりだ…。

あぁ、これからどうしよう…。
あの居心地のよかった烏野にはもう戻れない。
どうしよう…




ふと目覚めるともう空は明るくなっていた。
起き上がると周りには誰もいなかった。


最悪だ…。
倒れた上に寝坊…。
急いでいかなくちゃ

そう思って支度をする。
でも、手が止まる。
向かったところで何になる…?
昔の私がわかったしまった。
私はそんな存在。
行ったところであの頃と同じ目で見られてしまう。
そんな中に行くなんて…。

呼吸が激しくなってくる…。


「はぁっ……はぁっ…はぁっ」


やばい…また…。
過呼吸が…。


手元にあった袋を手に取り呼吸を整える。
もう思い出したくもない過去。
何度も呼び戻される。
どうしよう。ここに居ちゃいけない…。
でも、ここは知らない場所。
どこにもいけない…。


荒ぶる呼吸を整えながらぐるぐる考えを巡らせていた。
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