• テキストサイズ

【ハイキュー】おおきい背中

第5章 過去


「いきがってんじゃねぇよ」


ぼそっと聞こえた声。


「え…?」


「あんたさ、自分が偉いとでも思ってんの…?」

「怒りしか私らにぶつけないじゃん」


「だってそれは、あんたたちが練習不足で…」


「はぁ!?確かにそうかもしれないけどさぁ、あんたのせいだって思ったこともねぇの?」



「私の…せい…?」


私はこの部のために、金賞をとって全国行くためにやっているのに、何言っているの…?


「誰もあんたの見方なんてこの部にはいねぇんだよ」

「毎日罵声浴びせられてるこっちの身にもなれよ」


最初の言葉を筆頭に部員全員にぶつけられた言葉。
思ってもいなかった。
感謝はしていないの…?


『誰も味方はいない』


周りを見ると私への目は敵を目にしているかのような目だった。
怖くなって私は音楽室を飛び出した。
後ろから聞こえるのは笑い声。


もう私はあの音楽室へ行くことはなかった。
/ 26ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp