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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第43章 煙 くゆりて 人 攫う



みぞおちに拳を叩き込まれ、
後ろ首に手刀を下され、短く呻いて
意識を失うと、男達は瑠璃を担いで
さっさと歩き出す。


「侍女のお嬢ちゃん。
早く帰って信長に伝えてやれ。
お前の大切なお姫さんはもらって行く とな」
尻餅ををついたまま、震える美弥に、
そう言って、リーダーらしい体格の良い男も歩き出した。


「瑠璃様っ、瑠璃様ぁぁーーっ!」
守り刀を拾い、胸に抱きしめた お夕が
張り裂けんばかり、有りっ丈の声で、
泣きながら何度も、瑠璃の名を呼んでいた。



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