第40章 平和な海遊び(息抜き劇場)
「とりあえず、織田軍は旗取り競争で班分けします。皆、頑張ってね!」
審判の美弥は笛を持って浜辺へ向かった。
残った春日山城チームと瑠璃は天幕の下で、
繰り広げられる接戦を眺めていた。
「旗取り競争って、ビーチフラッグスだったのか。
武将達は闘いと言う名の物は、いつも何でも真剣なんだな」
佐助が感心する。
(佐助って人、何でビーチフラッグス知ってるの?)
そう思っていると、佐助に
「君が瑠璃さんだよね?」
と突然 声をかけられて、瑠璃は驚いた。
表情を変えず、内心驚いている瑠璃を余所に、
佐助は瑠璃に向かい正座し直した。
(…な…なんなの?)