第40章 平和な海遊び(息抜き劇場)
短すぎるほど 丈の短い着物。
尻を覆う位置で布がヒラヒラ揺れている。
その着物の裾から伸びる美弥の白い足。
太くもなく細くもない健康的で柔らかそうな足。
袖はなく布があるのは肩の部分だけ。
「見た事のない形状の着物ですね」
興味深々の三成。
「南蛮風の形で、あやつらの時代の着物であろうな」
信長が冷静に述べる。
美弥が着ているのは、ワンピースタイプの自作の水着だ。
紗の着物をほどいて、羽織のようにして、
現代のシースルのカーディガンに似たものも作った。
「ヒューッ。今年は一段と大胆だな、美弥」
政宗が口笛を吹いて歩いて来た美弥を囃し立てた。