第40章 平和な海遊び(息抜き劇場)
考えていると
「どうした突然、この海に似合わんしけた顔をして」
信長が横から揶揄ってきた。
「私は人生の経験値が低いようです」
「特に楽しい事の経験値が低いようだな」
「ー〜〜」
本当の事を言われ、瑠璃がちょっとイラっとした。
「瑠璃、大した問題ではない」
光秀が盃を口につけながら笑っている。
「そうだ、これから経験して、
その経験値とやら上げれば良いだけの事だ」
信長はなんでもない事のように笑っている。
「なんでも、お付き合い致しますよ!」
三成も加わってくる。
見れば、信長、光秀、三成、皆、笑っている。
「…そうですね、よろしくお願いします」
瑠璃も笑うことが出来た。